先週の日曜日は半田市の『乙川まつり』に行ってきました。
毎年恒例ですが、愛知県内の山車まつりは、ここから始まります。
御旅所の若宮社に着くと四輌の山車が揃っていました。
乙川まつりは八幡社の祭礼で、始楽の土曜日に
八幡社の神輿が若宮社まで渡御し、本楽の日曜日に
若宮社から八幡社に帰ります。
神輿を警固するのが山車の役目になります。
●淺井山 宮本車
乙川まつりでは、必ず先頭で曳かれる一番車です。
乙川まつりの山車の順番は固定制で、常に これから
紹介する順番で曳かれます。
淺井山の山車蔵は若宮社の裏にあります。
宮本車の名前は若宮社の宮本を意味するのでしょうか。
(乙川では山車蔵のことを鞘(さや)と呼んでいます)
●殿海道山 源氏車
乙川まつりの二番車。
●南山 八幡車
乙川まつりの三番車。
緑色の上山の屋根や上山の装飾が他の山車と異なります。
ここで謎が一つ。
殿海道山の山車蔵は八幡社の参道脇、鳥居の中にあります。
南山の山車蔵は参道の前、鳥居の外にあります。
殿海道山が八幡車の宮本のように感じますが、
南山の山車は、八幡車と名乗ります。
神社の由緒によると大正時代に白山社が合祀されているので、
殿海道山は白山社とともに移って来たのかな?
●西山 神楽車
乙川まつりの四番車です。
山車蔵は若宮社の近くにありますが、蔵の前に香取社が
祀られています。
しばらく、山車見学です。
宮本車の『力神』。
源氏車の『花和尚と弁慶』
八幡車の『桃園の三傑』。
神楽車の『稲穂に鶴・天照大神』
八幡車の『昇り龍』
乙川の山車には追幕はない。
若宮社と四輌の山車。
拝殿内の神輿。
●宮本車 三番叟
三番叟の奉納が始まりました。
前山人形としては定番です。
宮本車のみ前山人形があります。
●宮本車 からくり人形『唐子遊び』
小唐子が杭を渡る 離れからくり『乱杭渡り』を披露し、
大唐子は扁額に変身します。
この日は風が強く、ちょっと喧しいです。
●八幡車 からくり人形『役小角大峯桜』
役小角の離れからくり『乱杭渡り』を披露し、
赤鬼は青鬼に変身します。
からくり人形があるのは、この二輌だけになります。
出発を待ちます。
からくり人形を収納する箱。
出発の時間を待ちます。
↧
2016.03.20 乙川まつり① (若宮社のからくり)
↧