先週の日曜日、
奥殿陣屋に行った後は、
豊田市の志賀町へ。
志賀町の山車
15:00過ぎに到着。
志賀町公民館前に
山車が置かれています。
志賀神社の祭礼、
例年は町曳きがありますが、
今年はコロナ禍で中止。
神社への山上げのみ行われます。
16:00に公民館を出発し、
神社のある山に向かいます。
知多半島から買ったと
言われていますが、
前山の縦横比が幅広タイプで
純粋な知多型とは異なります。
前山の縦横比や金ピカな彫り物は
知立/刈谷型と似ていますが、
知立型は後梶ですが、
前後に梶があります。
豪華絢爛な彫り物は、
三河山車の特徴。
彫刻は瀬川治助重定作。
台輪の形や前後一本梶、
横に広い前山は成海神社祭礼の
山車に似ています。
このことより
鳴海の山車説もあります。
私も鳴海の山車と同型だと
思いますが、前山の高さが
鳴海より低いです。
前山鬼板と懸魚の彫刻
鳴海の山車も半田から
買い入れたと言われています。
だとしたら、志賀町の山車が
知多から買い入れたと
言われているのと一致しますね。
何が正しいのでしょうか?
参道階段脇にある山車蔵
山車は分解されて、
収納されています。
山車蔵前からの眺め。
写真中程に山車が見えます。
山あいの町ですが、
周辺に住宅地が出来ています。
公民館前、参道入口の常夜灯
あれ? 無い!
火の見櫓が無くなっています。
基礎だけが残ります。
お囃子の練習が始まりました。
早く付き過ぎたと
思っていましたが、
これはラッキーでした。
因みに公民館が
建て替えられました。
譜面を見ています。
タン タ タ タン と
音を文字にした譜面です。
矢作のお囃子に似ているよに
感じました。
ちなみに、三味線の復活を
検討しているとのこと。
譜面も残っていないので、
道程は厳しいとのこと。
面向不背
前後どこから見ても申し分のないこと。
この赤い祭衣装、
記憶にないと思ったら、
今年から導入したとのこと。
例年もHPなどに祭礼開催の
情報もなく、今年も開催を
観光協会に確認。
故に地元の方ばかりです。
因みに、昨年も坂上げは
実施したそうです。
昨年も観光協会に確認しましたが、
山車曳きは無く、神事のみと
聞いたので、訪問しませんでした。
坂上げは神事なの?
山車の曳き出しシーン
山上げに入ります。
見た通りの急坂。
長い急坂を曳き上げます。
坂の途中の曲がり角
綱は曲がらずに山の中に入ります。
山車がコーナーまで来ました。
後梶が踏ん張ります。
山車が曲がります。
実際には、もっとゆっくりです。
坂上げ再開
綱がいいね
頑張れ〜
坂の途中で小休止
境内から見た坂上げシーン
境内に入ると拝殿の前に
山車を引き入れます。
例年だと、5時から坂上げのため、
坂上げの途中で陽が沈みます。
今年は1時間早いので、
まだ明るいですね。
梶棒の高さが左右で違う。
梶棒が前後で傾いています。
何か意味があるのか、
聞いてみましたが、
あまり気にしていないご様子。
山車を組むときに
失敗したのでは?だって。
台輪に綱で括り付けるときに、
前後でテンションの掛け方が
うまく行かなかったのかな?
お囃子が始まりました。
前殿(拝殿)の鬼瓦
志賀町なので、
○に『志』の文字
拝殿と本殿
だいぶ暗くなってきました。
坂下ろしまで、
だいぶ間が開くので
ブラブラと歩きます。
ようやく暗くなり、
例年の雰囲気に。
綱が伸ばされ、
坂下ろしの準備が始まりました。
坂下ろし
参道は、木が多いので真っ暗
途中の曲がり角
提灯が綺麗
車輪に梃子棒を掛け、
滑り落ちないように
しています。
最後の急坂を下ります。
下るときには、
後ろの綱で引っ張り、
落ちないようにします。
蔵前で坂下ろしは終了
参道階段から撮ってみました。
丸提灯
装飾を外します。
蔵の入り口の
庇の上に上がり
装飾を受け取ります。
ほぼ裸になりました。
ブルーシートを掛け、
翌日に解体収納します。
ほぼ例年通りの
坂上げ/坂下ろし。
何人か山車友さんはいましたが、
一般観光客がいないので、
のんびりと見れます。
これで今年の山車祭りは終了。
豊田市は足助町、志賀町と
二箇所で山車が曳かれました。
来年こそは各地で山車が
曳かれることを願います。