8/16水曜日に行った
愛知県新城市の設楽原古戦場跡
散策の続きです。
設楽原古戦場跡
いわゆる『長篠の戦い』です。
織田・徳川連合軍と武田軍との戦いです。
馬防柵への入り口に
合戦屏風絵図が展示されていました。
馬防柵
身長の二倍くらいの高さ
岐阜から木を持ってきた？
こんな山奥なら
いくらでも木があるのに。
でも加工が必要なので、
あらかじめ準備して
持って来たってことか。
こんな感じで戦場を見ていたのかな。
正面の山が武田勝頼公の陣地
馬防柵が二段になっています。
二段目から見ると、こんな感じ。
土屋昌次 武田家の家臣
第二段の馬防柵を突破して
第三段に迫ったところで
鉄砲で撃たれて、
ただ今 君のため
心置きなく討ち死にして
高恩を地下に報いん
と叫んで亡くなったそうです。
盛り土の上に柵があるので、
外から見ると高いです。
戦場で土を盛る時間など無いだろうから
これは観光用なのかな。
倉庫の壁面に
『設楽原古戦場』の文字。
大宮前激戦地
武田軍右翼の
馬場信春、真田信綱・昌輝兄弟、
土屋昌次、穴山信君
織田・徳川連合軍の
佐久間信盛、滝川一益、
羽柴秀吉、丹羽長秀、蒲生氏郷、
森長可、水野信元、
佐々成政、前田利家
激戦を繰り広げた場所
今は、のどかな田園風景です。
小山があります。
丸山砦
織田軍佐久間信盛六千名が守る砦だったが、
武田軍右翼の馬場美濃守信房は七百名の
少数部隊で攻撃し攻め取る。
これに乗じて、他の軍勢も動き、
大宮前の激戦に発展したそうです。
階段があるので登ってみます。
ポツンと碑があります。
木が生い茂り見えませんが、
設楽原を見渡せます。
砦が築かれるのも分かります。
上州産「矢立硯」の発見場所
昭和39年、川に堰堤を造る際に
上州（群馬県）の沼田地方特有の
青みがかった小さな硯が見つかりました。
矢立硯、携行用の硯で
墨や筆なども入れられる筆箱。
陣中において武士たちの戦功を
記録するためのもの。
上州産のため
この地で戦った真田軍のものでは？
と言われています。
設楽原を北から南方を見渡します。
高森恵光寺の墓
武田軍の武将
墓や碑がたくさんありますが
武田方のものが多いですね。
五味高重の墓
五味高重は長篠城攻めの際、
丸山砦で酒井忠次の猛攻にあい
亡くなっています。
ここからは離れた場所で
亡くなっているにも係わらず、
この地に墓があるので、
謎の墓と言われています。
階段を登ります。
碑が建ちます。
歩いていると
武田勝頼本陣地跡の案内があったので、
見に行くことに。
のどかな丘を歩きます。
結構な山の中
ようやく辿り着きました。
碑とお社が建ちます。
ここからだと
木が生い茂り何も見えません。
まわりの様子が分からないと戦えないので、
昔は茂ってなかったのかな。
三十三観音と庚申堂
常夜灯が目に付きました。
三十三観音
庚申堂
プレハブと古い庚申堂のハイブリッド
斬新です！
土屋昌次の墓
二段目の馬防柵を突破し
亡くなった武将の墓です。
立派な碑ですね。
これが最後の史跡です。
資料館に戻ってきました。
今回歩いたルート
（右側が北です）
約6㎞
普通に歩けば1時間30分ほどの道程ですが、
ゆっくり見て回ったので、
3時間以上歩いていました。
配陣図
（上側が北です）
散策マップに配陣図を重ねてくれると
より理解が深まると思います。
Google Mapで見ると
こんな感じ。