先週の日曜日は、津島市の天王祭 朝祭に行ってきました。
天王祭というと提灯を灯した巻藁船が浮かぶ宵祭が
有名ですが、その翌日の朝祭が本祭になります。
名鉄の津島駅から祭り会場の天王川公園に向かう
途中、稚児行列に出会いました。
稚児は大人に背負われ、決して地に足を着けません。
ちょっと緊張しているかな?
こちらは、行列を待つ別の稚児。
●市江車
天王川公園では、市江車が出船準備中。
『車』と呼ばれますが船です。
山車ではありませんが、山車の仲間としておきます。
市江車は、その名のとおり旧市江村の船です。
津島祭ですが、旧市江村は愛西市東保町になります。
現在の天王祭は天王川公園の池で行われます。
元々は天王川が流れており、江戸時代の治水工事で
川はなくなりましたが、祭りのために池が造られました。
川があった頃は市江車は川の上って津島まで来ました。
船の上山には置き人形があります。
●津島五車
旧津島町の船です。
五艘あります。
ちなみに、宵祭りに参加するのは津島五車のみで、
市江車は参加しません。
動画が長く冗長ですが、祭りの様子です。
まず、津島神社の神職、祭奉賛会が赤船に乗って
市江車に向かいます。その後、津島五車の当番車の
使いが小船に乗って市江車に向かい、ようやく出船します。
(今年の当番車は筏場車)
●先頭 市江車
市江車と津島五車が出船しますが、先頭は
市江車との決まりがあります。
その後に続く津島五車はくじ引きで順番が決まるそうです。
●当番車 筏場車
市江車と津島五車では、幕の色が異なるのが
大きな違いですが、上山の屋根、人形台などの
形も少し異なります。
●二番 下車(下構車)
双船になっています。
車楽(だんじり)船と呼ばれます。
●三番 堤下車
天王祭は津島神社の祭礼になります。
秋に山車が曳き出される津島祭は、
各町の氏神様の祭りになります。
●四番 米車(米之座車)
津島は川湊があり、尾張の物資運搬拠点として栄え、
祭りの歴史も古く、織田信長や豊臣秀吉も天王祭を
見たそうです。
●五番 今車(今市場車)
市江車から若者が鉾を持って池に飛び込み、
船から岸まで泳ぎ、津島神社まで鉾持って走る
鉾持ち行事が有名ですが、全ての船を見ていたら
終わってしまった。
行事が終わり着岸した車楽船。
この後、船は戻るそうですが、
しばらく 動かなさそうなので去ります。
やっぱり山車に比べて面白味に欠ける。
船なので動きに迫力がない。