次は3Fの日本車コーナーです。
トヨタ博物館は従来、2Fを海外の名車、
3Fを日本の名車を展示していましたが、
ただいまリニューアル推進中。
2F/3Fを通して歴史に沿った展示に
変更中。まず、今年の初めに2Fを
リニューアルし、来年の初めには
3Fをリニューアルします。
(12月に一部休館になります)
日本車は欧米に比べて歴史が浅い
ので、結局3Fが中心になるようです。
●トヨペット クラウン RS型(1955)
戦後、日本の自動車メーカーは
海外メーカーのノックダウン生産
から始めましたが、そんな中で
日本の技術で生まれた初代の
クラウン。
観音開きのドアが特徴。
(当時は普通でしたが・・・)
●フジキャビン 5A型(1955)
一つ目小僧の斬新デザイン。
スクーターにFRPボディーを被せた
斬新な三輪車。
●スバル360 K111型
スバル初の乗用車。
「てんとう虫」の愛称で親しまれた軽自動車。
●ダイハツ ミジェット DKA型(1958)
働く3輪車 ミジェット。
●日産 セドッリク 30型(1960)
縦目のセドッリク。
ノックダウン生産から卒業。
●三菱500 A11型(1961)
国民車構想に対する新三菱重工の回答。
三菱自動車の独立前のモデル。
こおエンブレムがいいね。
●プリンス グロリア スーパー6 41型(1964)
流麗な4ドアセダン 2代目グロリア。
スーパー6は6気筒搭載モデル。
後に日産に吸収されセドリックの
兄弟車に。 今のフーガのご先祖様。
●ホンダ S500 AS280型(1964)
2輪メーカーだったホンダが
4輪車に進出。オープン
スポーツカーから始まりました。
●トヨタ スポーツ800 UP15型(1965)
パブリカがベースの大衆スポーツカー。
馬力は、それ程でもなかったが、空力が
良くレースでは早かった。
●ダットサン サニー B10型(1966)
●トヨタ カローラ KE10型(1966)
日本の大衆車の夜明け。
サニーが半年早く発売された。
半年遅れのカローラは1000ccの
サニーに対して1100㏄。
『プラス100ccの余裕』のキャッチ
コピーで優位に。
●日産 シルビア CSP311形(1966)
フェアレディをベースとした高級クーペ。
(フェアレディZの前ですよ)
●いすゞ ベレットGT PR90型(1966)
愛称『ベレG』。
日本で最初にGTの名称を使ったクルマ。
後で追加されたGTRは、スカイラインの
GT-Rより早かった。
●スバル1000(1967)
当時珍しかった前輪駆動を採用。
●日産プリンス スカイライン2000GT-B S54型(1967)
スカG神話はここから。
●トヨタ 2000GT MF10型(1968)
日本の至宝。
ヤマハとの共同開発。
この美しさには言葉はいらない。
お尻もセクシー!
●ホンダ N360 N360型(1969)
ホンダ初の軽自動車。
●マツダ コスモスポーツ L10B型(1969)
日本で最初にロータリーエンジンを搭載。
帰ってきたウルトラマンの警備隊MATの
マット ビハイクル(behicle?)。
●トヨタ センチュリー VG20型(1969)
豊田佐吉生誕100年、および明治100年に
ちなみセンチュリー。 トヨタの超高級車。
●いすゞ 117クーペ PA90型(1970)
ジウジアーロ デザインのクーペ。
小学生の社会科見学で藤沢工場に行った
ときに見ました。
当時の横浜の小学校の工場見学は日産の
追浜工場が定番。
新型車の立ち上がりで日産には行けず、
いすゞで面白くなかった記憶が・・・
今見るとカッコいいですが、当時は長寿
モデルで古臭かった。
●日産フェアレディZ 432型(1970)
ロングノーズのアメリカンGTカーを
目指したフェアレディZ。
●トヨタ セリカ TA22型(1970)
日本初のスペシャリティカー。
通称『だるまセリカ』。
2ドアクーペで登場し、後にリフト
バックを追加。
●三菱コルト ギャラン GTO-MR(1971)
セリカに先を越された感のある
コルトギャランベースのスポーティ
モデル。個人的にはワイルドで
セリカより好き。
後ろ姿がセクシー!
誰が何と言おうと三菱車が好きです!
●スバル レオーネ エステートバン(1972)
当時世界でも珍しい乗用車の4WD。
アウディより、こちらが先。
●ホンダ シビック(1975)
CVCCエンジンで実現不可能と
言われた 北米の排ガス規制
『マスキー法』をクリアー。
ホンダ躍進の原動力になったクルマ。
●いすゞ ベレット ジェミニ PF50型(1975)
GMと提携していたいすゞがオペル
カデットをベースに作ったクルマ。
これ好きだった。
●トヨペット コロナ RT102型(1976)
ウチの父親が これの2ドアハード
トップに乗っていた。
記憶に残る中で最初の自家用車。
個人的に思い入れのあるクルマ。
●トヨタ ソアラ 2.8GT(1981)
バブル期のハイソカー ブームの火付け役。
この頃からクルマに興味を持ち始めました。
●いすゞ ピアッツァ JR130型(1982)
117クーペに続きジウジアーロ デザインを
採用。いすゞの最高傑作車。
セミリトラクタブルランプが眠た顔。
●カローラ レビン AE86型(1983)
大衆がFFに移行する中。
FRで粘っていたレビン/トレノ。
走り屋に人気でした。
現代に86(ハチロク)として蘇る。
●トヨタ MR2 AW11型(1984)
カローラのコンポを流用し、安価な
ミッドシップスポーツ。フィアットX1/9の
日本版。
そう言えば、X1/9の展示がなかった・・・
●マツダ ファミリアBD型(1984)
クリーンなデザインで当時大ヒット。
カローラに迫る勢いだった。
たくさん走っていたのでゴキ●リ
ファミリアとの影口も・・・
解説には1984と書かれていますが、
もっと前に発売されていました。
1984年式ということか?
●トヨタ カリーナED ST160型(1985)
低車高の4ドアハードトップで
カッコいい4ドアの先駆け。
現在欧州では、メルセデスCLSを
中心に4ドアクーペが流行していますが、
日本では既に30年前に流行っていました。
日本の後を追う欧州車たち。
●ユーノス(マツダ) ロードスター(1989)
説明は不要でしょうが、ライト
ウェイトFRスポーツの名車。
発売当初はマツダのバブリー
店舗ユーノスで売られていました。
海外ではマツダMX-5ミアータ。
●トヨタ セルシオ UCF-11型(1991)
当時、レクサスLSの日本版。
あのメルセデスベンツをビビらせた
トヨタの名車。
●トヨタ プリウス(1997)
世界初の量産ハイブリッド車。
当時『21世紀に間に合いました』の
キャッチコピーで宣伝されました。
今ではカローラを追い抜きました。
●レクサス LFA(2009)
レクサスのプレミアム スポーツカー。
500台限定。実は好きだったりします。
●三菱 アイ ミーブ i-MiEV(2009)
世界初の量産電気自動車。
ガソリン車として先行発売されていた
アイの流麗なスタイリングと電気
自動車の組合せ。
スタイリングでは日本の最高傑作の
一つ。
●トヨタFCV-R(2011)
燃料電池車(FCV)のプロトタイプ。
ミライの父親。こちらのほうが
カッコいいけど、よく見るとプリウスに
似ている・・・
以上、駆け足で日本車コーナーでした。