Quantcast
Channel: 明るい朝の『お散歩日記』
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2663

17.09.02 岡崎城跡月見櫓発掘調査 現地説明会

$
0
0

昨日は岡崎城の月見櫓発掘調査の

現地説明会に行ってきました。

 

現在の岡崎城は昭和になって

造られた復元天守閣。

 

岡崎城は明治になって廃城令により

取り壊されています。

これが当時の古写真。

 

これが当時の月見櫓。

その名の通り月見をする

ための櫓です。

 

建っていた場所は、本丸の

南側、高台になっている

石垣の上にあったそうです。

 

それが、この辺り。

説明会前の一コマ。

 

天守閣の前で一通り説明を聞き、

そのあとに発掘現場で説明を

聞きます。

 

これが月見櫓のあった場所。

意外と小さく見える。

 

今回の調査は、月見櫓と それに連なる

脇多門櫓、

 

それと、平櫓。

そして、さらに隣の風呂谷門の

調査をしています。

風呂谷門の遺構は、まだ

見つかっていないそうです。

 

これは平櫓のあった場所。

松の木が邪魔で調査が

難しいとのこと。

 

ちなみに、この松の樹齢は

江戸時代頃からのもの。

早い時期に平櫓は取り壊され、

松が植えられたのでは?とのこと。

 

石垣の上のほう、木の幹の

横に黒い影が見えますが、

石垣に穴が開いています。

 

今回の発掘調査で水を流す

石組み溝が発見されました。

その水を流した穴ではないか?

と推測されているそうです。

 

他では見られない排水構造ですが、

まだ、溝と穴を繋ぐ遺構は発見されて

いないそうです。

 

 

 

前回の日本一の菅生川石垣の発掘

調査説明会(Click)に続き二度目の

参加でしたが、非常に興味深い

内容でした。

 

現在の岡崎城も古くなり、建て替えが

必要な時期が来ています。

名古屋城のように木造での復元の話も

あるようですが、早くに取り壊され、

資料の少ない岡崎城は、復元が難しい

そうです。

 

地道な調査で、今後 いろいろなものが

復元されることを希望します。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2663

Latest Images

Trending Articles