六波羅のあたりを町並みを観察しながら歩きます。
懐かしい防火水槽。
町屋の面影が残る町並み。
和洋折衷の建物。
今風の建物でも間口の狭い町屋の面影が残ります。
●六波羅蜜寺
平家の京都での拠点になった寺院。
重文の清盛の座像が有名(Click)。
日本史の教科書の定番です。
それと口から仏様を吐く空也上人の立像もあります。
美術の教科書の定番です。今回の旅行で見た仏像の中では
これが一番印象に残りました。(Click)
六波羅堂。
もやしの店?
ハッピー六原。
六波羅ではなく六原。
神具店なんてあるんだ。
格子窓が良いですね。
●六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
このあたりは『六道の辻』と呼ばれていました。
六道とは、仏教の教えで『天道』『人間道』
『修羅道』『畜生道』『餓鬼道』『地獄道』を指します。
死後、この六道を輪廻転生をすると云われています。
六道は死後の世界であり、六道の辻とは『あの世』と
『この世』の境を意味します。
昔は人が死ぬと風葬でした。平安時代の風葬地は
『鳥辺野(とりべの)』『化野(あだしの』
『蓮台野(れんだいや)』の三カ所あり、この近くに
『鳥辺野』があったため、『あの世』と『この世』の
境目とされていました。
平安時代初期に小野篁(おののたかむら)という役人がいました。
この篁は閻魔大王に仕え、六道を選ぶ裁判の補佐をしていたと
云われています。
閻魔大王のいる冥府に繋がる井戸が境内にあります。
篁は、この井戸を通って閻魔大王のもとに向かったと
されています。近年、冥府から戻るときに使った『黄泉
帰りの井戸』も発見され、この奥にあります。
以上、長々と説明を書きましたが、普段は このお寺は
公開されておらず、たまたま公開日だったので、説明を
聞くことができました。(ちょっと得した気分!)
それでは、ご朱印を紹介します。
赤文字の『閻魔殿』のご朱印。
本尊『薬師如来』のご朱印。
青紙に『小野篁』の金文字のご朱印。
お寺用のご朱印帳が埋ったのでご朱印帳も新調。
閻魔大王柄です! 余所で使うのが ちょっと気恥ずかしい・・・
今回の旅で、一番良かったのは、ここかな。
京都らしい景観。
●安井金毘羅宮
この日 最後の訪問地です。
縁切り/良縁祈願の神社。
別に『縁切り』『良縁』も望んでいませんが、
何となく寄ってみました。
この石にお札を貼り、真ん中にある穴を潜ると
縁切/良縁の願いが叶うらしいです。
全く知りませんでしたが、流行のパワースポットらしく、
数百メートルの長蛇の列が出来ていました。
もう4時を過ぎていましたが、最後尾の人は 何時に
潜ることが出来たのでしょうか?
以上、日帰り京都の旅でした。
妻頼みのコースでしたが、楽しい旅ができました。