軕観察です。
分類して並べてみました。
1. 人形軕(三輌)
江戸時代に城主から賜った小型の軕。
①本町・中町・新町 神楽軕
人形は無く、鳥居が見えます。
奉芸の時だけ繰人形が登場します。
②魚屋町・竹島町・俵町 大黒軕
その名の通り巨大な大黒様の人形がいます。
③船町・伝馬町・岐阜町・宮町 恵比寿軕
巨大な恵比寿様の人形。
2. 前軕タイプ(六輌)
名古屋型のような前軕があるタイプ。
大垣でも前軕と呼ぶそうです。
④本町 相生軕
1層目にも高欄があります。
台輪は、こんな感じ。彫りものが良いね。
⑤中町 布袋軕
梶棒ではなく、てこ棒と呼ぶらしい。
左右二本を繋ぐタイプ。だいぶ短い。
前水引き幕が良い。
⑥竹島町 榊軕
⑦俵町 浦嶋軕
立体的な金色龍の前水引き幕。
⑧岐阜町 愛宕軕
名古屋型タイプは、からくり人形があります。
⑨新町 菅原軕
上軕は、こんな感じ。
3. 出棚タイプ(二輌)
前軕がなく出棚があるタイプ。津島型に似ています。
前軕タイプに比べ上山の様子はだいぶ違います。
前軕タイプは柱のみでしたが、こちらは壁があります。
⑩宮町 猩々軕
舵輪があり、軕を持ち上げなくても向きを
変えることが出来ます。
⑪魚屋町 鯰軕
水引き幕が個性的。
後ろ姿は、どのタイプも共通。
大垣軕の最大の特徴? 後軕があります。
あと、追幕は どこも縦長。
4. 舞台タイプ(二輌)
前軕部分が舞台になったタイプ。
⑫伝馬町 松竹軕
優雅な感じがする。
上山に 大人形とからくり人形も乗っています。
⑬船町 玉の井軕
胴軕部分とは襖で隔てられた舞台。
上山には大人形。
以上、十三輌の軕でした。