8/20日曜日に行った豊川市赤坂町の
『赤坂雨乞いまつり』の続きです。
赤坂雨乞いまつり
宮道天神社の祭礼です。
宝永の頃、
雨乞い祈願をしましたが霊験がなく、
当時の神官が百万遍の台念仏を修めて、
再度祈願したところ、
大雨が降ったといい、
それから7月20日を社の祭礼日と定め、
雨乞い祭りというようになったということです。
関川の山車
(神子車)
神社から出発し神輿を
関川の山車(御車)がお迎えし、
先導します。
のどかな風景の中を山車が進みます。
田んぼと宮路山かな
熊野谷観音前で山車は停車。
神輿行列は単独で
会下山地区を回ります。
拝殿から出る神輿、
宮道天神社を出発する山車と神輿行列、
会下山地区に向かう神輿行列
神輿行列は雨乞い唄を歌いながら進みます。
ここで山車を観察
お隣の御油や国府と似た三輪屋台ですが、
赤坂は他町とちょっと違う。
それと、古そうです。
大太鼓
鬼板と懸魚
蟇股の獅子
継ぎ足された感のある梶棒
前面にある荷物置き場
大径の車輪
前輪は小径
赤坂の町方面を見ても山が見えます。
会山下地区から戻ってきた神輿を迎えるために
神子が踊ります。
神輿と合流して山車が出発。
関川に戻った山車が御油の松並木の手前で
方向転換して神子が舞います。
山車蔵の隣に山車は停車。
再度神子が舞い、
午前の部が終了します。
旧東海道に戻ってきた山車。
御油の松並木
旧東海道の赤坂宿と
隣の御油宿は旧東海道で
一番近い宿場町です。
御油町と赤坂町の境に流る川
関川に戻ってきた山車
再び山車を観察します。
神子の乗る前室
車内の装飾
後室はお囃子演奏部屋
三輪山車
山車の動きがないので移動します。
関川神社
御旅所
旧東海道沿いから外れた地区を
神輿は回っていたようです。
神輿が関川神社に入ります。
御旅所で神事が行われます。
午後からは下町の山車が迎えに来て、
杉森八幡社に向かいます。
昼休憩に入ったので、他地区に向かいます。
下町の山車
御簾や脇障子の彫り物が綺麗です。
龍の彫り物
こちらも三輪山車です。
前面にある荷物置き場
車内の様子
関川山車と異なり、
お囃子演奏用の一部屋だけです、
車輪に負荷を掛けないためか
ブロックで支えています。
尾﨑屋
旧街道らしい建物です。
中町の山車
今年は展示だけで
山車は曳かれなかったそうです。
人手が集まらなかったのか?
山車にトラブルが起きたのか?
来年以降の動向が気になります。
中町の山車、
よく見ると大きくて立派です。
前山(?)に四本柱があり、
小さいながらも壇箱(?)があります。
金塗りの彫刻も見事です。
岡崎の能見南之切 山車の三輪版にも見える。
車輪が高欄の中にあります。
前輪
何年か前に壊れたので新しいです。
これで、今年の雨乞いまつり訪問は終了します。
初めての日曜日の午前中の訪問。
午後の歌舞伎行列に比べて
本来の祭礼らしさがあり
良き祭りでした。
旧旅籠 大橋屋
江戸時代の旅籠の時代から
数年前まで営業していた大橋屋。
旅館を閉めてからは、
豊川市が引き取り、
観光施設 兼 資料施設として
生まれ変わりました。
冷房がないですが、
暑くないのは
昔ながらの木造建築の良さ。
リニューアルの調査時に
床の下から出てきた框
二階にも上がれます。
一階の屋根裏
二階の間続きの部屋
昔は、ここで宿泊していたのかな。
二階からの眺めは東海道です。
浮世絵にも登場した蘇鉄があります。
その浮世絵は
マンホールのデザインにもなっています。
祭り帰りの寄り道でした。
東海道の宿場町 赤坂、
良い町です。
秋の大名行列や芝居小屋にも行ってみたいな。